こんにちは!
浦和で唯一!
痛くなる前より健康な身体に導く
腰痛を根本から解決する動作改善専門トレーナー
AC LAB代表の和藤 拓真です!
今回は大腿の張りと腸脛靭帯の関わりについてお話ししたいと思います。
腸脛靭帯?聞いたこともありません!という方もいると思います。
大腿の外側が張るなーとか、走ると膝痛いんだよねーといういわゆるランナーズニーに関わっているのが実はこの腸脛靭帯なのです!
実は私のお客様でもすごく大腿外側が張ってしまうのでどうにかしたいとご相談を受けていました。
その方には何をしたのか?お伝えしたいと思います。
少し興味出ましたか?
それではここからご説明していきます。
腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)とは?
専門的にはITB(Ilio tibial band)とも呼ばれています。
骨盤の前から始まり脛骨外側にあるガーディー結節という部分に付着します。

腸脛靭帯だけで言えば大臀筋や中臀筋の一部とも繋がりがあります。
靭帯とありますが腱組織が肥厚したものなので自ら収縮することはなく、元々の張力によって股関節や膝関節を支持しています。
姿勢との関係性
腸脛靭帯は姿勢の影響を受けて張力が変化します。
片足で立った際には股関節の動きは股関節伸展、内転、内旋位になります。
実は片足立ちは二足歩行である限り毎日行なっている動作になります。
腸脛靭帯の付着部から考えると張力がかかりやすいのです。
正しい体の使い方ができていたとしても張力がかかりやすい部位でもあるのです。
これが姿勢が崩れたり動作が崩れてしまっていたらどうでしょう?
歩行による運動連鎖
動作とは1つの関節だけが動くのではなく全ての関節が連動して動きます。
以前にもあげましたが歩くにしても足部から上方に向かって関節の連鎖が起こります。
これを上行性運動連鎖と言います。
詳しくは過去のブログを参照ください。
上記では身体全体の連鎖を説明していますがここでは足関節での運動連鎖についてご説明しますね!

右足首を後ろから見た図になります。
かかとの骨(踵骨)は垂直線(W)を引いた所よりも少し外側に位置します。
なのでかかとをついたときはかかとの骨が内側に倒れます。
つまりは回内が起こります。
結果かかとの骨の上にある距骨が滑るように内側に回旋し、その上に位置する脛骨も内旋するという連鎖が起きるのです。
足関節の動きが出ないと?
上記であげた連鎖が正しく起きず、常に足部が回外位にある歩き方になってしまうと足をついた際にかかとの骨が内側に倒れられず床反力がさらに回外方向に作用してしまいます。

本来であれば連鎖が起きることで膝の安定を前、後十字靭帯で安定させるのですが代わりに大腿四頭筋や腸脛靭帯、鵞足筋などの筋肉で支えてしまうのです。
すなわち大腿の張りに繋がってしまうのです。
お客様の歩き方は?
ではここから私が対応したお客様の症状について説明したいと思います。
このかたは歩いていると常に腿の外が張るというものでした。
歩き方は少し力みがあることと先ほど説明した足関節の動きがあまり出ていないことが見られました。
歩き方を尋ねてみると足の外側で歩くようにしていたとのこと。
これが正しい歩き方だと思っていたそうです。
また足関節の可動域が正常より出ていませんでした。
足首の動きを出すエクササイズの実施といつもの歩き方の意識を無くし歩いてもらうように指示し次回のトレーニングの際に確認するとだいぶ張りがなくなったとのことでした。
このかたは現在もトレーニングを継続されており大腿の張りはだいぶ改善されています。
まとめ
腸脛靭帯は腱組織が肥厚したものなので自ら収縮することはなく、元々の張力によって股関節や膝関節を支持している
また姿勢によって張力が代わり構造的に張りやすい部分でもある
過度な張力が出ないためにも姿勢や動作が重要である
足関節の動きが出ないことで常に大腿外側が張りやすい動きになってしまう。
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投稿者プロフィール

- パフォーマンスコーチ
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柔道整復師
元プロバスケットボールリーグトレーナー
腰痛を根本から改善する動作改善専門トレーナーを行なっています!
お身体についてのためになる情報を発信していきます。
趣味はバス釣り、フットサル、身体についての本を見ること
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