腰痛改善は日々の積み重ね筋膜リリース編

筋膜の繋がりからどう腰痛に影響するのかお伝えしていきます。

筋膜と最近は耳にすることが多くなったと思います。

筋膜とは身体の筋肉や臓器、骨などを包んでいる膜であり全身に張り巡らされています。
もちろん頭や顔にも繋がりがあります。

その筋膜が不良姿勢等によりたわんだり、拘縮してしまったりすると特に繋がりが強い筋肉、関節等の動きが円滑ではなくなってしまうのです。

SBL(スーパーフィシャル・バック・ライン)
筋膜の繋がりはいくつかありますが今回はスーパーフィシャル・バック・ライン(以下SBL)についてご説明したいと思います。

SBLは足の裏から頭頂(眉の上)まで繋がっている筋膜です。

この筋膜ラインは後ろ全部に繋がりがあり、主に身体が前に倒れないように支えています。

こんな感じで繋がっています。(参考書籍アナトミートレイン)


また立位姿勢を維持、安定させる機能もありこの筋膜ラインの機能が低下することにより姿勢の崩れが起きやすくなってしまうのです。(参考書籍アナトミートレイン)


写真にある1次曲線と2次曲線の緩やかな湾曲すなわち正しい姿勢を維持する上で役に立っています。

つまり不良姿勢をとり続けると筋膜ラインを介して痛みや張りとなって腰痛症状が出ることもあるのです。

筋膜リリース方法
身体には固有受容器と呼ばれるセンサーがいたるところにあります。

熱い、冷たい、痛い、手でどこかに触れている感覚、足が地面に付く感覚等他にも色々ありますがこのような感覚を知らせてくれるセンサーです。

特にこのセンサーは筋膜に多いと言われております。

よく聞くギックリ腰はこのセンサーの働きが弱くなっているときに起きやすいのです。

筋肉はインナーマッスル(関節内などにつく深層の筋肉)、アウターマッスル(身体の表面に近い筋肉)に分けられます。

またこれらは1対1の割合で共に働きます。

例えば姿勢不良で腰回りが張りすぎてしまいあまり動きが出ないとなってしまうとその周辺にある固有受容器が正しく反応しなくなってしまいます。

つまり筋発揮が正しく行われず腰回りのインナーマッスル、アウターマッスルの1対1の割合が崩れその結果、腰回りの関節が正しく安定されずギックリ腰になってしまうのです。

なのでこの固有受容器に刺激を入れる、筋膜を緩める意味でも写真のようなストレッチポールを使い腰回りをゴロゴロしていきます。

ポールを横にしその上に腰を乗せ腰回り上下に動きながらコロコロ転がす感じです。これだけでも固有受容器にに刺激が入りなおかつ張りも改善できます。腰痛改善にも役立ちます。

 

女性ではヒールを日常的に履くことが多いと思われます。


常につま先立ちの状態なので足底や、ふくらはぎがが硬くなりやすくSBLの繋がりである足底からふくらはぎにかけてが拘縮してしまいます。

こういった方に良いのがゴルフボールを使った足底筋膜リリースです。

足の裏には二つのアーチが存在します。

縦アーチ(内側、外側が存在します)、横アーチです。(参考書籍アナトミートレイン)


この点と点を結んだ間をゴルフボールで転がしてほぐします。

5本の指の付け根からかかと手前までゆっくりと動作し圧をかけていきます。

早く強く動作しないように気をつけてください。足底を痛める危険があります。

片側2〜3分を目安に行います。

ビフォーアフターとして最初に前屈を行い、片側だけリリースした後にもう一度前屈してみると変化を感じていただけると思います。

 

まとめ
いかがでしたでしょうか。

ご自宅でも簡単にできますのでぜひ行ってみてください。

こういった日々の積み重ねがゆくゆく身体に良い結果をもたらします。

継続は力なり!です。

浦和筋膜整体LIM